ぺんすけの感想記

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夏の暑さを暴力で吹き飛ばせ!アマゾンプライムで見れる!視覚的にも涼しいジェイソン・ステイサム主演映画「トランスポーター」感想

 六月!夏!気温も高くなり、そろそろホラー映画で涼んでやろうという古典的な考えで映画館に足を運ぶ人も多くなってくるでしょう。

 

 しかし中には、ホラーは怖すぎて無理、あるいは幽霊の存在なんて信じていないので映画だとしても一瞬たりとて見たくないという人も多いはず。

 

 私も今日は血が見たい気分だったので、ホラーは遠慮しておきました。

 

 代わりに今日鑑賞したのは、ホラーの代わりに暑さを殴り飛ばして始末してくれる上、頭部も視覚的に涼しい、夏ピッタリの俳優ジェイソン・ステイサムさん主演映画「トランスポーター」です。

 

 

 軽くあらすじを書いたあと感想を書いていきますよ!ネタバレ有りだから注意してくれよな。

 

あらすじ

 ジェイソン・ステイサム演じる主人公、運び屋のフランク。

 彼には自らに課した三つのルールが有った。

 契約厳守、名前を聞かない。そして依頼品を開けない。

 しかしある仕事の途中、彼は異変を感じ荷物を開けてしまう。

 中に入っていたのは一人の女性、ライだった。

 

 何も見なかったことにして仕事を終わらせるフランク。

 そこに、依頼主が追加の依頼を持ちかけてくる。

 受諾したフランクだったが、休憩中に荷物は爆発。依頼主は口封じのために彼を殺すつもりだったのだ。

 

 車を壊された怒りで依頼主を殺しにかかるフランク。

 そんなこんなでライを救い出したフランクだったが、依頼主は彼らの抹殺を諦めていなかった。

 

 自宅を破壊されながらも、命からがら逃げ出したフランクとライ。

 あいつらは俺を殺したと思っているはずだ、もう俺は手を引く。

 そう告げるフランクに、ライは言う。

 四百人の人間が奴らの手で売りさばかれようとしている、止めるなら今しかない。

 迷った末に、フランクは組織と対峙することを決意。

 果たして運び屋のフランクは、組織をぶっ潰して四百人の奴隷達を開放することができるのか!

 

感想

 まあ何と言ってもこの映画の見所は全編通してステイサムさんがクソかっこいいことでしょう!

 

 顧客に銃をつきつけられても涼しい顔で契約を守れと言い放ち。

 警察に追われても冷静な判断力とドライビング・テクニックで敵を撒き。

 刑事に疑われようと平然とシラを切り通す。

 敵を殴り殺し、敵に襲われ、逃げ出し、そして女を抱く。

 

 その所作全てがクールでかっこいいんですよ。

 

 さらに洗車の時や仕事を終えた後に見せる、可愛らしい笑顔もポイントですね。

 

 普段の姿が苛烈なだけに、破壊力抜群です。

 

 人間らしさというか……憧れられる存在でありながら、手が届きそうなこの感じ。魅力的なキャラには欠かせませんね。

 

 そしてアクション!

 序盤から本作の主題であるカー・チェイスが繰り広げられ、その次は車を爆破しやがった依頼人の家へ殴り込み。その場にいた敵を格闘・射撃その他もろもろで殲滅していきます。

 

 この敵の家に踏み込む際のエントリー方法がまたいかすんですよ。爆殺されかけてからの一連のスピード感も最高なので、是非見てほしいです。

 

 中盤では襲撃からの逃亡、終盤では一度警察に囚われてから再びの殴り込み。このあたりのステイサム無双は本当に最高ですね。

 

 特に、泥でまともに歩けなくなったフロアの中で自転車のサドルをスパイク代わりに、華麗な足技で圧巻共を次々蹴り殺していくシーンが本当にかっこよすぎてやばいです。

 

 キレッキレの動きに脚のスパイクとコンクリートの地面がぶつかり合う澄んだ音と、蹴撃の鋭い音が合わさって爽快感マックスですよ!ロッテの爽より爽快です!

 

 

 そこから逃げ出した敵を追うためにセスナを強奪、追いついたトラックの中で敵の親玉と戦うことになるのですが、このシーンのアクションもまたいいんですよね。というか良くないアクションシーンがないです。

 

 窓から顔を出せば敵からの射撃を受けてやられるだろうという状況の中で行われる熾烈なハンドルの奪い合い。

 

 一度トラックから投げ出され轢かれたかと思わせてからの逆転など、単に圧勝で終わらない所が最終決戦という感じがしていいですね。

 

 さてアクションも素晴らしいのですが、それに加えて細部に散りばめられたプロっぽさの演出もこの映画の魅力だと思います。

 

 盗難、あるいは顧客の裏切りを防ぐための暗号式のエンジン、仕事の後すぐに取り替えられるナンバープレートなどの車への仕掛けを始め、

 

 依頼を聞いてすぐメモを破棄したり、自宅の水路に逃亡に使うダイビング用の道具が備え付けてあったり。細かい演出が物語を盛り上げてくれます。

 

 脇を固めるサブキャラクター達もいい味を出しています。

 

 特に、序盤ではステイサムさんを追い詰め、後半では彼を助けるタルコーニ警部がお気に入りです。

 

 見た目も老警部として完成されているのに腹の探り合いで発せられるジョークやイカした台詞回しがまた……ねえ!

 

 ステイサムさんを疑っているため台詞回しは少々嫌らしいのですが、その中にも刑事としての誇りが感じられるんですよね。

 

 終盤で仕事の責務よりその誇りを優先してステイサムさんに手を貸す姿は、話が解っていてもニヤリとしてしまいます。

 

 そしてステイサムさんのかっこよさを引き出すために練られたストーリーもかなりよく出来ています。

 

 画面は常に緊張感に溢れ、退屈とは無縁です。一時間半が本当にあっという間に終わってしまうでしょう。

 

 感想を書いている間にもう一度見ていたのですが、やっぱりあっという間でした。もう二十一時じゃん……

 

 最後に、画面によく海が出てくるので涼しい感じも多分味わえます。夏ぴったりですよ夏!

 

 トランスポーターは続編の2、3含めてアマゾンプライム会員になれば無料で視聴できるので興味を持たれたらぜひ鑑賞してみてください!

 

 そして私とステイサムさんのかっこよさについて語り合いましょう!

 

 終わり