「96時間」感想 96時間以内に娘を連れ戻せ!元CIA、最強のパパによる無慈悲な暴走が始まる!
昨日は心温まる物語を見たので、そろそろ暴力分を補充したいな~と思って見たのがこちら。
リーアム・ニーソンさん主演のアクション映画、96時間です。
監督はピエール・モレルさん、脚本はリュック・ベッソンです。この二人はよくタッグを組んでいることが多いようですね。
これがまたムッチャ面白かったのでぜひ見てほしいです。
あらすじ
妻と離婚し、今は一人で冴えない毎日を送る元CIA工作員ブライアン。
彼の心の支えは今は離れて暮らす一人娘のキム。
しかしキムは旅行中、宿に押し入ってきた男達に誘拐されてしまう。
誘拐事件におけるタイムリミットは96時間。それ以上の追跡は不可能。
娘を取り戻すため、父ブライアンの孤独な戦いが始まった……!
感想
この映画の見所は父ブライアンの敵に対して一切容赦がない行動の数々でしょう。
目的……娘の安全のためなら、本当になんでもやる人なんですよ。
ぶっ殺すと言った相手は必ずぶっ殺すし、情報をくれた相手でも、娘を攫った組織の人間ならそのままぶっ殺すし、家族がいるんだ話し合いをしようという相手でも迷わず弾丸をぶち込んでぶっ殺すし……
唯一助かったのは敵と通じていた元仕事仲間のおっさんなのですが、その人にしたって妻の腕に弾丸ぶち込まれてますからね。
家族が大切な気持ちは解る。だから家族には手は出さない……とか、そんな生易しい心は持っていません。
いやこれが本当ひっどいんですけど、特に娘を攫った実行犯の最期が最高で。
そいつを縛り上げて電流を流して拷問。結局そいつは耐えきれず娘を売ろうとしている男の名を吐き、泣きながら真実だ、やめてくれと訴えるのですが……それに対する答えがこれ。
「お前を信じる。だが死んでもらう」
そのままスイッチを入れ、結局心臓が破裂するまで犯人は電流を流されて死亡。
このシーンを見ればこいつ本当に容赦なさ過ぎる!いいぞもっとやってくれ!最高だぜお父さん!
と皆さんも思うに違いありません。
お父さんの実力の見せ方もまた上手いんですよね。
格闘戦が強いのは勿論、頭が回るのがいいですね。
わざと弱い客を装って敵の一人を誘き寄せ盗聴器を仕掛けたり。
録音した電話の声から誰が実行犯なのか特定したり。
元同僚の名刺一つで、自分に仲間が何十人もいると思い込ませて敵のアジトにすんなりと入ったり。
この際の、武器を持っているかどうかの問いに対する
「その名刺だ」
という短い答えが本当にクールでカッコイイです。
元CIAだけあって、人脈が広いのもまたいいですね。父ブライアンがどれだけすごい人物だったのかを、多面的に描写してくれています。
最後は娘を買おうとした富豪とその手下を皆殺しにして、無事娘を取り戻してハッピーエンド。
最後の、なんの報酬も受け取らずただ娘の笑顔を見て自分も笑みを浮かべるお父さんの姿に胸を打たれます。
ストーリーの流れも映画的な見どころを押さえていて大変気持ちよく見れました。
少し短いですが今日はこのあたりで。続編の96時間リベンジ、96時間レクイエムもまた折を見てみたいところですね。
続編は追加されていませんが、96時間はアマゾンプライム特典で無料で見れるので興味のある方はぜひ。
それでは。