「スピーシーズ」感想 美女!暴力!セックス!血とおっぱいが見たくなったらこの映画だ!
今日見たのはこちら。
監督はロジャー・ドナルドソン。
モンスターシルを演じるのは、この時映画初挑戦のナターシャ・ヘンストリッジさんです。
この映画はいわゆるB級映画と呼ばれるものらしいのですが、中々人気が出たらしく4まで続編が作られているとか。
実際のところメッチャ面白かったというわけではないのですが、それなりに楽しむことが出来ました。
以下あらすじから感想です。
あらすじ
20年前、アメリカの研究機関が宇宙に送ったメッセージに、返信が届いた。
そこには無限のエネルギーを生成できるメタン用触媒の構造式と、新たな種のDNA配列が記されていた。
そのDNAと人間の遺伝子をかけ合わせて生み出されたのが、美しきモンスター、シル
研究所の責任者、フィッチはシルを危険だと判断し毒殺を命じるが、彼女は脱走。
フィッチは霊能力者のダン、人類学者スティーブン、分子生物学者のローラ、そして殺し屋のプレスを集め、シルを追跡、始末しようとする。
一方シルは本能に従い、自らの子孫を残すために健康な男性の体を求めていた。彼女が子を残せば、エイリアンたちが爆発的に増えることになりかねない。
追跡者達は子を残すより前に、彼女を始末することが出来るのか?
感想
なるほど!これが、こういうのがB級映画か!という感じの映画でした。
まず持ってストーリーが滅茶苦茶単調。
フィッチと集められた4人の仲間たち+モブ捜査官達が、危険なモンスターシルを追うというストーリーなのですが、本当に話がそれに終止してるのがびっくりしました。
シルの状況が描かれ、追跡者が手がかりを見つけて彼女を追い、またシルの状況が描かれ、手がかりを見つけて追い……
というできそこないのターン制ゲームのようなやり取りが、終盤まで延々と続きます。
途中何度もシルがただのエイリアンではなく、人間の部分も持っている……という描写はされるのですが、
結局そこも深く追求されることはなく、シルは助けてくれた人間も邪魔した人間も容赦なく触手で脳を破壊して殺します。
ひどい人だと縛り付けられて一晩中放置された挙句、指を切り取られガソリン満載の車で高圧電流に突っ込んで焼死、とどめにシルが乗っていると勘違いしたヘリコプターにミサイルをぶち込まれて死体まで粉々にされてしまうなど、
普通の作品ならフィッチが殺そうとするからいけないんだ!刺激しなければ彼女は優しかったんだ!という論調になりそうなものですが、これには追跡者の皆さんも苦笑い。
殺し屋のプレスはもとより、心優しそうな霊能者のダンさんも
「人を殺したくなったのは初めてだ」というコメントを残します。
個人的にはやはり彼女は怪物なのだ、という論に持っていくなら鼻からシルをただの怪物として描いてほしかったかな、という気はしますね。
作品中の描写量だと、どちらに転ぶにしても中途半端だった気がします。
それとかなり強キャラ然として登場してきた殺し屋のプレスがどう見ても弱いのもマイナスですね。
作中唯一の戦闘特化キャラなのですが、そもそも映画の大半が追いかけっこパートなのでその力を発揮する機会が少ない。
ローラの助手に立候補すれば鍵を落として実験体をケージから脱走させ、
ようやく初めての戦闘が始まったかと思えばとどめを刺した気になって「やったか!?」を素で披露、敵ごと味方に丸焼きにされかけるなど、かなりのダメっぷりを披露。
クライマックスの戦闘でも最後に美味しいところを持っていっただけで、ほとんどダンくん達が頑張ってたような……
全体としてみるとイマイチな今作ですが、一応見所はあると言えばあります。先程も名を挙げた、霊能力者ダンの存在です。
一応この映画の区分はSFとなっているのですが、まずそこに霊能者という別ジャンルのパワーを持った人間を導入するのが面白いですよね。
単調ではありますが話の流れ自体に無理はなく、そこまでダメダメ、というわけでもありません。
何より、この映画は女性の裸体が大量に見れます。
シルは子供を作りたがってますからね。当然そういうベッドシーンも多くなるというわけですよ。
しかも、モンスターシルを演じるナターシャ・ヘンストリッジさんはメッチャ美人さんです。
“映画史上もっとも美しいエイリアン”という評判に違わぬ美貌の美女が、惜しげもなくおっぱいを晒してくれる……シーンによってはお尻も丸見えです。
はっきり言ってしまうと、ストーリーが単調でも殺し屋がダメでも、彼女の裸を見れるだけで満足だぜ!おっぱい!という殿方は多いのではないでしょうか?
私も正直これだけ脱いでくれるならいいかな……というか裸に集中できるからストーリーもこんなもんでいいかな……という気分になりました。
シルが人間をぶち殺しまくるので、スプラッタシーンも満載。
兎に角血が見てぇ~~!それと女もだぁ~!女を寄越せぇ~!という世紀末思考の人にはイチオシの映画ですね。では。